設置の経緯

東京科学大学(当時は東京医科歯科大学)は、新型コロナウイルス感染症パンデミックに対し、早い時期から積極的に取り組みました。大学病院での診療はもちろん、各部署がそれぞれの専門性を活かし大学全体で対応し、パンデミック対応に一定の役割を果たしてきました。今後も新興再興感染症が発生するのは間違いと考えられています。今回のパンデミックから見えてきた課題を克服して感染症対策を強化し、今後の感染症流行への備えを強化する必要があります。

東京医科歯科大学TMDU感染症センター(TMDU Center for Infectious Disease Education and Analysis; TCIDEA)は2023年11月に設立され、2024年10月からは東京科学大学 感染症センター(TCIDEA)(Institute of Science Tokyo, Center for Infectious Disease Education and Analysis; TCIDEA)として活動しています。TCIDEAのビジョンは、臨床、基礎、社会医学の3分野が連動して国内外の感染症対策に貢献し、新たな脅威に立ち向かう感染症に強い社会を実現していくことです。それを実現するため、TCIDEAは学内各ブロックや病院と有機的に連携し、本学の感染症対策を推進していくことを目指しています。